プロフィール


「くらやみ祭」が行われる大国魂神社(東京都府中市)は、かつて府中に武蔵国の国府がおかれていた頃、武蔵国の国魂を祀る神社として設けられたといわれ、以降、武蔵総社と呼ばれてきました。平安時代末期には六所宮が設けられ、以降、「府中六所宮」と呼ばれていました。江戸時代も徳川幕府が厚く加護していました。大国魂神社と改称されたのは明治4年です。
大国魂神社 夜の拝殿
大国魂神社のこの例大祭は、神職が品川沖に出て手や口を海水で清め、汐水を樽にいれて持ち帰る4月30日の品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り)から始まり、5月1日 午前9時半頃から大祭期間中の安全と共に 雨の降らない事を祈る祈晴祭、5月2日 午後7時半頃から神輿につける鏡を8枚、塩で磨き清める御鏡磨式、5月3日 午後8時からの欅並木に隣接する馬場で行われる競馬式(こまくらべ)、 5月3日 午後6時からの山車の競演・萬燈大会とつづき、5月5日の午後1時半からの神輿・太鼓の通る道をお祓いして歩く「道清め」とメインの行事「神輿渡御」へ向かって着々と雰囲気がもりあがってきます。

午後6時、「御先払太鼓」と呼ばれる6張の大太鼓が渡御する8基の神輿を先行する 「神輿渡御」、8基の神輿が御本殿から御旅所へお移りいただく神事が行われます。主役は神輿ですが、最大では口径1.86mもあるという大太鼓の行列も見もの。 午後11時には宮司が馬に乗り的を射るやぶさめの儀が行われ、 5月6日午前4時に御旅所を神輿が出て町内を練り歩き神社まで還ってくる「おかえり」がある。そして、午前9時頃、還ってきた神輿から御霊を本殿に納めて無事大祭が終了した事を報告する鎮座祭で祭りは幕を下ろします。全部を堪能しようと思えば、これは体力勝負!? ですね。
5日の神輿渡御は、かつて深夜0時のスタートで、周囲の明かりをすべて消した暗闇の中で行われたため「くらやみ祭」と呼ばれていたようです。また、おびただしい数の提灯が所狭しと建てられたことから「ちょうちん祭」とも、御本社神輿と御霊宮神輿が本殿から出発して御旅所で出会うことから「出会い祭」などと呼ばれることもあるようです。

夜店も賑わっていて、「神輿渡御」を見物したあと、いろいろな露店を冷やかして歩くのもなかなか楽しいものです。
○アクセス/京王線「府中」駅下車
記/2007年5月5日(この日のブログはこちら)
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